結婚したらセミリタイアするのは鬼畜?今のうちに考えておくべきこと

セミリタイア

セミリタイアのハードルは独身より結婚している人の方が高いと言われています。

さらに結婚している人の中でも、

  • 子どもの数
  • 共働きであるか
  • 正社員勤務か
  • 生活水準

家庭の状況によってセミリタイアまでの大変さは大きく変わります。

ちなみに私は現在既婚者で子どもなしという状況です。

セミリタイア後に後悔しない為にも、結婚については今のうちに深く考えておくべきです。

そこで今回はセミリタイアと結婚について今のうちに考えておくべきことを紹介していきます。

結婚をしたらセミリタイアが大変になる理由

家庭状況やパートナーによって大きく変わりますが、

  • 単純にセミリタイアに必要な資産額が増える
  • パートナーとの価値観のずれによる障害の発生
  • セミリタイアに向けた時間確保が難しくなる

このあたりが既婚者がセミリタイアを目指す上で大変となってくる理由でしょう。

結婚をしてからセミリタイアを目指すとなれば、パートナーの了解も必要になってきますからね。

「これだけの資産があれば大丈夫!」という基準も異なってくるんですよね…

子どもがいれば尚更です。

独身だったら

  • 仕事
  • 住居
  • 食費
  • 過ごし方
  • 世間体

これらを自分のすきなように決めることができますからね。

やはり家族ができることでとれる選択肢は少なくなってしまいそうです。

既婚者はセミリタイアするのにいくら必要?

よくFIREするなら年間生活費の25倍の資金を投資に回して4%ずつ切り崩せば大丈夫というのをききます。

年間生活費が300万なら7,500万円の投資元本が必要ということです。

しかし、セミリタイアは仕事を辞めても少しは働くことを前提としているのでもう少し金額は抑えられます。

一家の大黒柱がセミリタイア後、アルバイトと資産運用で暮らすことを仮定しましょう!

<セミリタイア後の条件>

・セミリタイア後のアルバイト代:月15万想定(年180万想定)
・資産運用:年4%想定
・生活防衛資金:1年分想定

生活防衛資金とは、何か急にお金が必要になった時に備えておくお金です。急に事故や病気になる可能性がありますからその時の備えです。

✔年間生活費300万の場合(月25万)

アルバイト代を引くと残り120万。この金額を資産運用で賄うことになります。よって、

120万×25年分+300万=3,300万

年間生活費300万の人は3,300万あればセミリタイア可能です。
(3,000万を投資にまわす必要あり)

✔年間生活費360万の場合 (月30万)

アルバイト代を引くと残り180万。この金額を資産運用で賄うことになります。よって、

180万×25年分+360万=4,860万

年間生活費360万の人は4,860万あればセミリタイア可能です。
(4,500万を投資にまわす必要あり)

✔年間生活費420万の場合 (月35万)

アルバイト代を引くと残り240万。この金額を資産運用で賄うことになります。よって、

240万×25年分+420万=6,420万

年間生活費420万の人は6,200万あればセミリタイア可能です。
(6,000万を投資にまわす必要あり)

表にまとめるとこんな感じです。

年間生活費投資元本現金必要資産額合計
300万3000万300万3,300万
360万4,500万360万4,860万
420万6,000万420万6,420万
480万7,500万480万7,980万
540万9,000万540万9,540万
※アルバイト代で月15万、投資で年4%想定

アルバイト代を月10万で計算すると下記のようになります。

年間生活費投資元本現金必要資産額合計
300万4,500万300万4,800万
360万6,000万360万6,360万
420万7,500万420万7,920万
480万9,000万480万9,480万
540万1億500万540万1億1,040万
※アルバイト代で月10万、投資で年4%想定

あくまで計算上ですし、セミリタイア後の働き方によって必要額は大きく異なります。

投資で4%切り崩すというのも今後変わる可能性がありますし。資産のほとんどを投資にまわすのも怖いでしょうし。

恐らく既婚者であれば、年間生活費360万くらいは必要な方がほとんどだと思うので最低でも5,000~6,000万くらいは必要ということになりますね。

結婚しない想定でセミリタイアを目指す場合の注意点

もしお金が必要になっても1人で乗り切らなければならない

何かしらのお金が必要となっても独身だと自分だけで何とかしないといけません。

年齢的に周りに頼れる人も減ってくるでしょうからね。結婚してパートナーがいれば力を借りることも可能です。

共働きはやっぱり最強です!

セミリタイアしていると再就職も難しいので正社員の時のように大きくお金を稼ぐことも難しくなります。

独身はもしもの時に八方塞がりになるリスクがあるため要注意です。

もし今後結婚したいとなってもできない可能性がある

現時点で「結婚はいいや」と思っていても人生何があるかわかりません。

独身前提でセミリタイアをしていると、やはり金銭的な問題がでてきます。

そもそも気になる人ができても、ちゃんとした仕事をしていないという理由で結婚できない可能性も考えられます。

相手の親御さんへの挨拶の時の印象も悪そうですからね…

そもそもセミリタイアしたことで出会いすらなくなる可能性がある

歳をとればとるほど出会いの場は減っていきます。

セミリタイアなんてしてしまったらもっとです。

年齢的にも厳しくなってきますからね。

何かのコミュニティ的なものに参加すればあるかもしれませんが、セミリタイアを考える人は

  • 人付き合いが苦手
  • 交際費にかける余裕はあまりない

ということが多いので難しいかもしれません。

健康面の心配

人にもよりますが、独身でセミリタイアをすると健康面での心配もでてきます。

  • 偏った食事
  • 運動不足
  • 生活習慣の乱れ

毎日の出勤もなくなり、自由になったけど独身だと健康面が乱れる可能性が既婚者より高そうです。

若いうちは問題なくても歳をとるとアウトなことも多いですからね。

健康面の不調で倒れたり、入院が必要となったらアルバイトすることもできません。

そうなってしまうとセミリタイア生活は破綻してしまいます。

セミリタイアをすると後戻りできない

特に40代以上でセミリタイアを一度してしまうと、もう後戻りはできなくなる可能性が高いです。

正社員に戻ることは難しいですし、正社員の時と同じくらいの給料をもらうことも難しいでしょう。

ですので、もしもの時を考えて今のうちにあらゆることを考えておく必要があるのです。

現状考えられる最悪の結果くらいを想定してセミリタイア計画を立てるくらいがいいと思います。

私がセミリタイアできる選択肢を手に入れると言っているのもこの為です。

仕事を辞めれる選択肢があるのとないのとでは心の余裕が全然違うと思いますから。

結婚の話から少し逸れましたが、結婚するしないにかかわらずもしもの時の選択肢を用意しておくことが大事です。

せっかくセミリタイアを達成しても、もしもを想定しておらず自分がとれる選択肢がなくなるのは本当もったいないのでね。

まとめ

結婚するか独身のままでいるかでセミリタイア前後の生活は大きく変わります。

仕事を辞めたいが先行してセミリタイア後に後悔しないよう、今のうちに結婚についてよく考えておきましょう。

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